東京にもある弘法大師所縁の真言宗の寺院

真言宗は、マハー・ヴァイローチャナに始まる真言八祖の第七祖恵果より金剛頂経と大日経の両系統を統合した密教を受け継いだ弘法大師により開かれた曼荼羅宗や秘密宗とも呼ばれる日本仏教の1つの宗派です。



真言宗は、2004年には、紀伊山地の霊場と参詣道としてユネスコの世界遺産に登録された高野山金剛峯寺を総本山として1200年以上の歴史を有し、高野派や醍醐派、智山派、御室派、大覚寺派、東寺派、泉涌寺派、豊山派、霊雲寺派などがあり、高野派だけでも東京に東京別院や高徳院、真成寺、天光寺など8つの寺院があります。

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高野派の東京別院は、江戸幕府との交渉を司る触頭が在中する在番所として1655年に開創され、明治時代初期には推古天皇と行基所縁の長寿寺に名跡を移し現在に至っています。醍醐派の塩船観音寺は、豊臣秀吉の醍醐の花見で知られる京都市伏見区の醍醐寺の別格本山であり、若狭国の八百比丘尼が紫金の千手観音像を安置した事が縁起とされ、行基により塩船と称された古刹です。

智山派の深川不動堂は、猿沢の僧正や遍照寺僧正とも呼ばれた寛朝により大聖不動明王を本尊として開基された成田山新勝寺の別院ですが、1200年にわたりライバル関係にある天台宗の竜腹寺の堂が本堂として移築され、現在はお願い不動尊を安置している旧本堂として利用している違和感を感じる寺院です。

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東寺派の明治寺は、明治天皇の御平癒祈願の為の観音菩薩石像の建立が縁起とされ、現在では西国三十三所と坂東三十三箇所、秩父三十四箇所の百箇所の札所を観音菩薩像に見立てた百観音公園として知られています。

真言宗は、紀伊和歌山や奈良のイメージがありますが、東京にも70を超える弘法大師所縁の寺院があります。